耳ってどう洗っていますか?

2019/12/09 理学美容

皆さん、耳ってどう洗っていますか?
そう聞かれると意識されていない「耳」を科学してみましょう!

お風呂上がりに綿棒で耳の中をグリグリっとお掃除されることは多いのだと思うのです。しかし、迷路のように溝がある耳自体はどんな扱いでしょうかね?

実は耳は細菌にとって過ごしやすい部位なのです。温度は低く餌となる汚れが結構ある場所なのです。

私はお客様の顔から視診します。そして耳にも注目です。細かなフケだらけになっているお耳さんに出会うこともしばしば…(笑)もちろんお客様は耳のご相談のつもりはありません。しかし関連しているのです。

耳のフケには2種類の皮膚疾患を疑います。
一つはアトピー性皮膚炎を持つ方などの亀裂の入った痒みのあるフケで白癬菌の細菌感染症です。
もう一つは亀裂は無く細かなフケ(痒みはあることもないことも)は尋常性乾癬という皮膚疾患でビタミンDの形成不全が原因ですが二次被害には同じく細菌感染症は簡単に引き寄せてしまいます。

耳は迷路のような溝があり洗剤をつけて洗われていない事が問題です。皮膚から毎日出る皮脂の酸化成分やタンパク汚れ、複雑な老廃物は優しくタオルで拭いてあげたくらいでは落とせないのです。

次に!耳のコリって感じたことありますか?
ありませんよね~しかし、耳にツボがたくさんあって耳つぼダイエットはご存知ですよね?耳はただツボを押されてれば良いのではないのです。耳の周囲には大事な筋肉、血管、リンパ管がたくさん集まっています。耳が硬くこわばると血流やリンパ液の流れが滞ります。

めまいとは内リンパ水腫でむくみからよく起こると言われます。耳のコリを解すだけで軽減することも少なくないのです。

私の頭皮セラピーでも耳のコリを解す手技があります。みなさんが口にするのは「耳をされたのは始めてです!」と驚かれます。でも耳は脳の側でとても重要な存在なのです。

ちなみに、耳の皮膚はデリケートなお顔の仲間なのです。