無添加製品の問題点

2019/10/07 理学美容

当サロンは頭皮や頭髪(顔・体)の美容トラブルの悩みを持つ方専門の美容院です!

頭皮トラブルの上位となる原因と解説をします。

1位 カラー剤・パーマ剤による慢性皮膚炎やかぶれの症状
2位 化粧品成分によるアレルギー発症やかぶれの症状
3位 洗浄不足、洗浄能力不足による不潔


症状や経緯は人によって様々ですが、原因を追求していく中で数多く共通する原因の3項目です。誰しもがやっている普通のことなのに何が悪いの?なぜ私だけなるの?と聞かれる答えです。


1位の美容室で扱う薬品のカラー剤やパーマ剤は毒性は認可内で極めて低いのです。
しかし、ヘアカラーに関しては日本での分化は浅く、私が美容師になった頃は特別な人しか染めていませんでした。真っ黒に染めるお婆ちゃん、水商売、ヤンキーくらいでした。
今は低年齢から染め始めて何時しか白髪染と変わり反復頻度を上げていくのが現状です。例え低い毒性でも同じ成分を頻繁に使い続ければ早かれ遅かれ反応し始めます。
反応時期の違いはその人が持つ皮膚に備わった抵抗力の違いです。問題は少しの異変を感じながらも止めない白髪染が惨事を引き起こしてるのです。
パーマ剤はほぼ縮毛矯正に限りですね。これも止められないという反復歴が長期である人程トラブルとなっています。頭皮というより薄毛やビビり毛、断毛など髪質異変の方が目立つトラブルです。実は毛根のダメージも酷くクセが悪質になっていることがほとんどです。


2位の化粧品ですが天然成分、化学物質に関係なく、肌が苦手と感じたらかぶれたり異変が出るのでこれは個人差なので化粧品の選び方は変わります。
厄介なのは「無添加製品」なのです。日本では定義はないので各社独自が「特定」の物質は入っていません。という意味です。特定の成分に定まった指定はないのです。
日本で見る無添加製品の特徴はパラベンフリーのようです。
しかし防腐効果のパラベンが不使用では化粧品は必ず腐敗します。代わりに配合されるの殺菌剤類です。少量のパラベンの効力を殺菌剤類で賄うには相当量が必要とされます(多数の種類を表示義務範囲量外で使用するので表示には載りません)これはあくまでも商品維持の配合ですのでこれらが皮膚に及ぼす影響として長期使用することで徐々に敏感肌になり挙げ句には慢性皮膚疾患にまで及ぶのです。
なぜならば、抗菌剤、抗炎症剤、殺菌剤は治療として短期間の使用が好ましく、愛用できる成分では無いということです。しかしパラベンフリーの製品には必ず入ります。天然成分でも殺菌作用を持つ成分なら同じことです。また、本当に入っていなかったら皮膚の上で腐敗菌が増殖しもっと危険なのです。
皮膚を大事にしているという人にトラブルが多い現実なのです。


3位の「不潔」という言葉は少々失礼に当たるかもしれませんが、毎日洗っていても「汚れ」が落ちていなかったら皮膚には不潔なのです。
好まれる化粧品は落ちない!崩れない!長持ち!です。ではそれだけ長持ちさせるにはよほどの吸着力がなければ無理です。逆にはその吸着力は相当な洗浄力で落とさなければ落ちません。そこまでの強洗浄力は肌を傷めるので選ばれませんね。
また、洗剤であるシャンプーにツルツル剤や合成香料、合成油など使用感を良くするために入っています。洗浄能力よりも化粧品を備えた洗剤では頭皮は何時まで経ってもキレイな状態にはなれません。
それでも人間の頭皮は皮膚酵素が備わり解毒化する働きをしています。正常に働く内はトラブルは起こりませんが働きが弱ったり、解毒しきれない量の化学物質の過剰使用で様々なトラブル症状が現れます。中には脱毛にまで至ることも少なくないです。