男はナゼハゲるのか?

2019/11/28 コラム

ナゼ、男性はハゲる常識があるのでしょうか?

男性はホルモン学的には脱毛を促すホルモンなのです。本来は髪があることの方が奇跡なのですって。

500万年前、人類は山のヒトから平地で暮らすようになり食物が変わりました。動物を追いかけ捕まえて食べる、「はじめ人間ギャートルズ」の世界です。(大好きなマンガですがかなり古くてすみません)男性は獲物を追いかけ女性は穴蔵で子供を産み育てながら男性の獲物を待つという暮らしです。

男性の脂肪は普通預金、女性は定期預金なんて言われます。男性は瞬時にエネルギーとなるように内蔵の側に脂肪を蓄えます。女性はいつ獲物が捕まるか分からない暮らしの中で省エネルギーになるように遠くの皮下脂肪で蓄える体です。

女性は方向音痴が多いです。しかし男性は初めての道や土地でも自分が目指す方向と違って来ると「なんか気持ちが悪い道」と感じるようです。私にはちっとも気持ち悪くないですがね。そう、方向が間違っていた結果でした。男性には帰巣本能が備わっています。獲物を追ってグルグルと連れて行かれてもちゃんと家族の穴蔵へ帰れるのです。男子が電車や車に目を奪われるのは獲物を追っていた名残だそうです。

そんな男性が獲得した機能の中に前頭葉の髪の固着力を失くすという働きもあるのです。獲物と格闘するエネルギーを使うと前頭葉に熱が発します。この熱がこもっていると脳震盪で倒れてしまいます。なので熱を放出させるために前頭部の髪は抜けるように作用しているそうです。

日本のお侍さんのスタイルは正に前頭部に髪は要らないと言わんばかりに自ら剃り上げていました。戦の時に思い甲冑をかぶり脳震盪を起こすので自ら髪を剃り上げ倒れません!!と忠誠をお殿様に誓ったかはわかりませんが…髪がない方が都合が良いことは明らかなことです。

男性ホルモン(テストステロン)はペンタアルファーレダクダーゼ酵素の活性でデヒドロテストステロンへ変換されて前頭部の固着力を低下させるのです。これは脳の温度上昇の抑制の作用なのです。

時代が変わり獲物なんて追いかけなくなったと言ってもヒトが取得した体はそう簡単に変わることはないのです!

ハゲたくない男性はいかに脱毛へ紐づくことを避けてお洒落することはハゲる遺伝を持っても送らせることはできます。理学美容師としてはヘアカラーは頭皮に害となり得る可能性が極めて高いです。
男性ホルモン影響の皮脂の酸化を防ぎキレイに洗い流せるケアーはかなりの予防となります。ただ、注意は男性化粧品によくあるアルコール系や清涼感用のミント系などは汚れが落ちた感じになるだけで頭皮には悪影響です。皮膚の弱い方はそのせいで脱毛することもあります。不必要な刺激は返ってご法度です!